Aoshima

日本の風景(III):青島

猫好きの方なら、青島は絶対に見逃せない場所です!日本にある小さな島で、猫島として知られています。下船したら、何十匹もの猫に囲まれて迎えられるのを想像してみてください。青島は猫好きにとってまさに天国です!

青島について

青島

日本には11の猫島があり、その中でも青島は最も有名です。青島は愛媛県にある全長約1.6キロメートルの小さな島です。かつては漁業で栄えていましたが、漁業の衰退と人口の流出により、現在では当初の住民のわずかな名残だけが残っています。当初、島にどれくらいの猫がいたかは不明ですが、推定によると、青島では猫の数と人間の数の比率が6対1から10対1程度でした。現在では、猫の個体数がさらに増加し​​、高齢の住民が亡くなったことで、猫と人間の比率は36対1と大幅に増加しています。

漁師たちがネズミの繁殖を抑えるために導入した猫たちは、島に定着し、繁殖しました。現在では100匹以上の猫が島を歩き回り、YouTubeで話題になっています。野良猫ですが、訪れる人にも慣れています。ふわふわのこの小さな猫たちは、喜んで遊んでくれ、餌と引き換えに写真を撮らせてくれます。島のコミュニティセンターの近くには、餌やりエリアがあります。

日本の猫文化

青島

日本人は猫に夢中です。日本は世界で最も猫を飼っている国です。衣類から漫画、食品のパッケージから書籍まで、猫は日常生活の重要な一部を占めています。

猫が日本でこれほど愛されている第一の理由は、日本人が猫に守護力と幸運をもたらす力があると信じているからです。奈良時代(710~794年)、仏教の僧侶たちは、神社からネズミを追い払う力を持つ猫を重んじていました。その結果、猫は寺や神社の守り神となりました。そして、招き猫の物語ほど、猫が幸運をもたらすことを如実に物語る例はありません。何世紀も昔、ある藩主が木の下に立っていたとき、猫が前足で彼を手招きしているのに気づきました。好奇心から猫に近づいたところ、雷が立っていた木に落ちたため、生き延びました。日本の商店やレストランでは、招き猫はよく見かけられ、飼い主と訪れる人々に祝福と幸運を約束しています。

文学において、猫は単なる小道具ではなく、中には主要な語り手としての役割を担う作品もあります。例えば、夏目漱石の『吾輩は猫である』は、機知に富んだ飼い猫の視点から、人間に対する批判的な態度を描いています。この小説は日本の中流階級と上流階級を風刺し、他の作家たちに猫を主人公にした物語を書くきっかけを与えました。

最後に、日本人が猫を愛する最大の理由は、その可愛らしさです。日本では、猫はもはや「かわいい」の代名詞と言えるほどです。猫に触れずに「かわいい」を語ることはほぼ不可能です。猫は、ハローキティやその仲間たちドラえもん魔女の宅急便のジジなど、ポップカルチャーにも登場します。

留意すべき点

青島

青島は観光地ではありませんので、島の静けさと私有地を尊重することが重要です。観光客との交流を楽しむ島民もいれば、静かに暮らしたい島民もいます。ですから、彼らの生活を邪魔しないようお願いいたします。

青島にはホテル、ショップ、カフェ、レストラン、自動販売機などはありませんのでご注意ください。水、食料、日焼け止め、傘など必要なものはすべてご持参ください。また、ゴミはお持ち帰りください。

猫については、住民が毎日餌を与えていますので、キャットフードのみをご持参ください。病気にならないよう、少量ずつ与えてください。また、猫用のおもちゃをご持参いただくこともできます。猫たちは、ゴロゴロと喉を鳴らす飼い猫ではありません。ほとんどが野良猫で、飼い慣らされていないため、白癬にかかっている猫も多いので、猫と遊んだ後は、消毒用ウェットティッシュで手を清潔にすることをお勧めします。

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