老舗の扉をくぐると、静寂の波があなたを包み込みます。伝統的な鐘の柔らかな音が到着を告げ、香の香りが漂い、静謐な雰囲気が漂います。店内に入ると、精巧な職人技が光る品々に囲まれ、一つ一つが細心の注意と敬意を込めて丁寧に配置されています。
北海道ダイスキャラメル -- 1919年創業

北海道渡島半島の南東部に位置する函館市は、道南地方の中心都市であり、人口は札幌、旭川に次ぐ第3位です。「函館」の地名の由来は、函館山北斜面に豪族・河野政道が築いた箱型の屋敷の形に由来するという説と、アイヌ語で「浅い砦」を意味する「ハクチャン」に由来するという説の2説があります。江戸時代には天然の良港として栄え、松前、江差とともに「蝦夷三港」(蝦夷は北海道の旧称)と呼ばれ、海産物貿易の拠点として栄えました。1859年には日米修好通商条約により、日本初の開港地となりました。函館は、イカや寿司といった海鮮料理、各国料理、函館ラーメンなどの郷土料理、そして様々な種類の和洋菓子(函館スイーツ)など、豊かな食文化を誇ります。市内には老舗のお店も数多くあります。
道南食品は、千代台駅から徒歩すぐ、函館駅から車で10分の場所にある、ビスケット製造を専門とする会社です。1919年に函館菓子製造株式会社として設立され、ビスケットの製造から始まりました。1936年に明治製菓と合併し、ダイスキャラメルを主力商品とする様々な菓子を製造する函館の菓子工場へと変貌を遂げました。1980年に道南食品が設立され、以来、明治製菓グループの一員として菓子の製造を続けています。
道南食品は「北海道サイコロキャラメル」で有名です。元々は明治の製品で、1927年10月まで2016年3月まで販売されていました。2016年6月より、明治の子会社である道南食品が製造を引き継ぎ、「北海道サイコロキャラメル」に名称を変更し、原材料も北海道産に切り替えました。
北海道ダイスキャラメルは、小さな立方体のような形をしており、各面にエンボス加工が施されているため、見た目にも美しいです。濃い茶色や薄い黄色の色合いで、ほのかなキャラメルの香りが漂います。
北海道ダイスキャラメルは、サクサクとした食感が心地よく、噛むと心地よい歯ごたえが楽しめます。サクサクとした食感ですが、硬すぎず、口の中でとろけるように溶けていきます。キャラメルは程よい甘さの中に、クリーミーな風味とキャラメルの風味がほのかに感じられ、温かくほっとする味わいです。
定番の「北海道ダイスキャラメル」のほかにも、さまざまなフレーバーのバリエーションをご用意しております。
住所:北海道函館市千代ケ台町14-32
写真出典:https://www.dounan.co.jp/products/caramel/#caramel_1
道南食品
2023年7月11日