Shinise (XII): Yaogen Raikodo

新世(XII):八百源来古堂

大阪府堺市は、現代的な都会生活と時代を超えた魅力が見事に融合した魅力的な街です。人口約84万人を擁し、大阪府で2番目に大きな都市として栄えています。古代にまで遡る歴史に彩られた堺市は、歴史愛好家や好奇心旺盛な旅行者にとって魅力的な場所です。

堺市の街路は、豊かな歴史を物語る史跡やランドマークで彩られています。街を散策すると、江戸時代に栄えた交易の中心地としての面影が鮮やかに蘇ります。石津地区は、保存状態の良い町家、細い路地、そして昔ながらの商店が並ぶ、まさに歴史の証人です。伝統的な雰囲気を漂わせています。

こうした歴史的な背景の中、堺市は活気あふれる食文化を誇り、あなたの味覚をきっと魅了することでしょう。大阪府で2番目に大きな都市である堺市では、地元の伝統と日本各地の影響を反映した、多種多様な食の楽しみが楽しめます。

賑やかな通りを散策し、美味しいグルメが待つ屋台街を散策しましょう。串カツ(肉、野菜、魚介類を串に刺して揚げたもの)を堪能したり、堺が誇る郷土料理や伝統料理を巡る食の旅に出かけたり。世界中のプロのシェフから高く評価されている、世界的に有名な堺打刃物もぜひお試しください。

八百源来光堂—— 1800年代創業

八百源来光堂本店

堺駅から徒歩約15分の場所にある「八百源来幸堂本店」は、文化・文政年間(1800年代)創業の老舗和菓子店。堺の特産品が揃う人気店です。

八百源来光堂本店の外観は、その豊かな歴史を感じさせる独特のヴィンテージ感を醸し出しています。建物自体も築約70年という驚異的な年月を誇り、その魅力をさらに高めています。一歩足を踏み入れると、自慢の銘菓「八百源来光堂本店」の絶妙な味わいと、揺るぎない人気を誇る逸品の数々にきっと魅了されることでしょう。 シナモン餅

店内に入ると、堺を代表する銘菓がずらりと並んでいました。香り高く風味豊かな「ようがん」、絶品の最中、そして贅沢な「あずき餅」など、八百源来光堂本店は地元の人々だけでなく観光客も魅了し続ける、バラエティ豊かな銘菓を提供しています。

しかし、八百源来光堂本店の目玉は、なんといっても「シナモン餅」です。この菓子は堺の食文化において特別な位置を占めています。天正年間(1573~1592年)、堺が南蛮貿易で栄えていた頃、シナモンは薬草として輸入されていました。この頃、餅にシナモンを加えるというアイデアが生まれ、美味しいシナモン餅が誕生しました。

八百源来光堂本店は、この愛すべき伝統を守り続けることに誇りを持ち、堺の歴史のエッセンスを捉えたシナモン餅を作り続けています。柔らかな餅の食感と、シナモンの温かく香り高い風味の絶妙なバランスが特徴のこの銘菓は、堺の食文化を象徴する存在となっています。

住所:〒590-0943 大阪府堺市堺区車町東2丁目1−11

写真出典: http://www.yaogen.com/ 八百源8/7/2023

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