Onigiri

日本の珍味(IX):おにぎり

おにぎりは、おむすびとも呼ばれる日本の伝統食です。海苔(乾燥海藻)で包んだおにぎりです。簡単に作れて栄養価も高く、美味しいです。日本では、おにぎりはたくさん持ち運べるので、ピクニックや旅行に最適な食べ物です。

おにぎり

おにぎり

おにぎりは蒸した米を圧縮して作られ、三角形、球形、円筒形、あるいは猫や犬のような不規則な形に成形されます。海苔の巻き方は様々で、おにぎり全体を海苔で覆う方法と、海苔を細長く切ってからおにぎりに巻き付ける方法があります。温かいうちにおにぎりを包むと海苔は柔らかくしっとりと仕上がり、冷たいうちに包むと海苔はパリパリとした食感を保ちます。

1978年、コンビニエンスストアチェーンのセブンイレブンが、おにぎりの商品化に先駆けました。セブンイレブンは、海苔の歯ごたえを保つため、おにぎりと海苔をそれぞれ専用の三角形のビニール袋に別々に詰めました。食べる際は、袋をはがし、ご飯と海苔を混ぜ合わせるだけで済みます。以来、おにぎりは日本のコンビニエンスストアの主力商品の一つとなっています。

おにぎりは寿司の一種だと誤解されることがよくありますが、寿司ではありません。おにぎりと寿司の主な違いの一つは、おにぎりは純米で作られるのに対し、寿司は酢、塩、砂糖で味付けされた米で作られることです。おにぎりは米を持ち運びやすく保存しやすいのに対し、寿司は魚を保存する方法です。

おにぎりの歴史

おにぎり

おにぎりは、旅先で食べる最も古い軽食と考えられています。平安時代(794~1185年)には、ご飯を長持ちさせるために、塩味や酸味のある具材が加えられました。そして、ご飯を長方形に整えて皿に重ねました。平安時代のおにぎりは「頓食(とんじき)」と呼ばれ、役人に振る舞われたり、贈り物として使われたりしました。

梅干しが加えられたおにぎりは、鎌倉時代(1192~1333年)の軍配となりました。当初、おにぎりは海苔で包まずにそのまま食べられていました。江戸時代(1603~1867年)中期、日本人が海苔の養殖を習得してから、おにぎりに海苔を巻くようになりました。江戸時代には、おにぎりは庶民に食べられる庶民的な食べ物となり、1885年には日本の鉄道で初めて販売が認められました。

おにぎりのレシピ

おにぎり

基本のおにぎりの材料は、炊いたご飯と海苔の2つだけです。炊きたてのご飯を天板にのせて冷まします。手を濡らして塩をつけ、ご飯をこねて好みの形に整えます。海苔で巻いておにぎりを召し上がってください。塩以外にも、鰹節、ゴマ、海苔、砂糖などで味付けをすることもできます。

おにぎりには好きな具材を何でも入れることができます。フライドチキンやフルーツを添えることもできます。次に、日本で最も一般的なおにぎりの具材をご紹介します。

シェイク:塩鮭

梅干し

おかか:醤油に浸した鰹節

昆布:煮込んだ海藻

ツナマヨネーズ:マヨネーズ入りツナ缶

たらこ:塩漬けのタラの卵

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